材料マスタ/工材対応と材料発注の使い方ガイド
- これまで板材専用だった 材料マスタ に、パイプ・アングル・チャンネルなどの 工材 を登録できるようになりました。
- 材料マスタは板材と工材で共通 ですが、材料発注は画面が分かれます(従来の板材用+工材用)。
工材種類
- フラットバー
- 角棒
- 丸棒
- 異形バー
- 六角棒(中実)
- 六角棒(中空)
- アングル
- チャンネル
- C形鋼
- H形鋼
- 溶接管
- 角パイプ
- 化粧パイプ
- 異形パイプ
- その他
工材として登録できるメリット
- 各形状の寸法の入力が可能になる(例:C形鋼)
- 単位長さあたりの金額が単価になります。
※重量の自動計算も行います。 - 発注時は、欲しい長さ、本数で作れます。
※単位長さ2000mm/¥1000の丸棒を750mm*3本注文する => 金額:¥1125

- Contents
操作の全体像
1.材質マスタ で、工材として使う材質に 工材ラベル を付与します。

2.材料マスタ で工材を登録します(工材モードに切替)。

3.材料発注画面 で、用途に合わせて4つのボタンから登録・編集します。

材質マスタ:工材ラベルの付与
1.工材として使いたい材質を右クリックし、「工材追加」 を選びます。

2.対象材質に 板厚 0.00 が存在する場合:その項目に 工材ラベル が貼られます。
3.板厚 0.00 が存在しない場合:板厚 0.00 を新規作成 した上で工材ラベルが貼られます。

4.板厚の数値は問わず、どの板厚からでも右クリック→「工材追加」でOK です。
5.「工材削除」 はラベルを剥がすだけで、板厚 0.00 自体は削除されません。
メモ:工材として扱いたい材質は、まずここでラベル付けしておくと、後続の材料マスタで選択できるようになります。
材料マスタ(工材の登録)
画面の見方(番号対応)

① 材料区分:工材 を選ぶとフォームが工材用に切り替わります。
② 工材の種類:種類を変えると、寸法フォーム と 寸法ガイド画像 が切り替わります。
③ 材質:材質マスタで工材ラベルが付いたものだけ が表示されます。
④ 寸法フォーム:選んだ工材の種類に合わせた入力項目が表示されます。
⑤ 単位長さ:
重量計算 に使用。
単価はこの単位あたり の金額を入力してください(例:単位長さ=1,000mm のとき、1,000mm あたりの単価)。
⑥ 材料名自動生成:種類や寸法から、材料名を自動生成 します。
材料発注画面(4つのボタン)
4.1 【1】新規ボタン(板材・工材 共通の新規登録)
画面下部の材料マスタ一覧から ダブルクリック で材料を選ぶと、右側に材料詳細 が表示されます。

左側が発注フォーム です。工材の場合は 発注長さの入力欄 が表示されます。
発注長さ と 数量 を入力し、計算ボタン を押すと、材料マスタの単価を基に 発注金額が自動計算 されます。
例:単位長さ=1000mm、単価=2,000円の場合、
発注長さ 500mm × 4本 と入力可能(長さに応じて金額が按分されます)。
4.2 【2】板一括登録ボタン(板材専用)
従来の板材専用の発注画面です。
操作方法はこれまで通り です。
4.3 【3】工材一括登録ボタン(工材専用)
(A)材料マスタから選んで登録する場合
画面下部の材料マスタから対象材料を ダブルクリック。
材料データが入力済み のフォームが開きます。

発注長さ と 数量 を入力すると、発注金額が自動計算 されます。
(B)材料データを新規作成しつつ発注する場合
まず「新規登録の場合はこちら」のボタンをクリックします。

材料マスタと同様に 工材の種類 を選ぶと、サイズ入力フォーム が切り替わります。

材質 と サイズ を入力すると、重量が自動計算 されます。
材質・サイズ・単位長さ・単価 を入力し、さらに 発注長さ・数量 を入力すると、発注金額が自動計算 されます。
4.4 【4】一括編集ボタン
選択した 発注データを一括で修正 できます。
板材と工材が混在 して選択されている場合は、一括修正はできません。
補足・注意
- 工材ラベルを外した場合:工材ラベルのみが外れ、板厚 0.00 は残ります。
- 単価の入力単位:単位長さあたりの単価(例:1,000mm あたりの金額)を入力してください。
- 長さ違いのまとめ発注:工材一括登録で、発注長さと数量を行ごとに入力すればまとめて登録できます。