在庫補充と在庫割当の使い方
板金部品を扱う上で、リピート性の高い製品は特に、得意先からの内示(フォーキャスト情報)をいただく
ことが多々あります。
そのため受注登録してから、製作に着手するのではなく、ある程度社内注文で先行して製作していくことも必要です。
Taktoryでは、受注を在庫補充という設定にすることができます。
在庫補充に設定して、手配を行うと、作業指示リストには現れますが、出荷メニューに現れません。
そのため、在庫補充の受注は、製作完で在庫が増えます。
こちらと合わせて使用したいのが、在庫割当機能です。
得意先からの受注に手配後に設定すると、製作数0で製作が完了し、出荷時に在庫が受注数分減ります。
これを自動で行う自動製作指示(簡易MRP所要量計算機能)の使い方も合わせてご確認ください。
受注orderA(通常注文)と受注orderB(在庫補充)を手配する
製品AAAの在庫は30個とします。
そして、orderA(通常注文)と受注orderB(在庫補充)を作成し、手配します。
- 【orderA】製品:AAA 11/16 10個
- 【orderB(補)】製品:AAA 11/19 10個
未手配リストから手配します。
受注orderB(在庫補充)を完了すると、在庫が10個増えます。
orderBの作業を完了します。
「作」アイコンが緑色になり、在庫が30→40に増えます。
出荷指示リストには現れません。在庫補充で登録した受注は、在庫が増えた時点で完了です。
受注orderAの作業完了方法は3パターンあります。
作業指示リストから3通りの方法で製作を完了できます。
- 1.通常通り製作し、作業を完了させる
- 2.在庫割当に設定し、製作数0で作業を完了させる
- 3.在庫割当に設定し、製作数0で作業を完了させ、さらに出荷予約まで行う
受注orderAは、通常注文ですので、10個の出荷を伴う製作指示です。
ですが、orderBですでに10個製作を実施したので、
1.通常通り製作し、作業を完了させる- 2.在庫割当に設定し、製作数0で作業を完了させる
- 3.在庫割当に設定し、製作数0で作業を完了させ、さらに出荷予約まで行う
2か3ですが、ここでは、3を行うことにします。
orderAを選んで、在庫割当をクリックしてください。
出荷予約も同時に行うにチェックを入れてOKボタンをクリックしてください。
「出」アイコンがオレンジに変わります。そして、在庫数が40→30に減ります。
※出荷予約を行うと、出荷前に在庫が減ります。
出荷指示リストで出荷を完了すると、実績日時管理は通常通りできます。
くわしくは、
をご確認ください。