Case Study

Taktory

オークラ工業株式会社様

Taktoryで製品の手配・入荷の共有化を実現。

入荷後の部品の保管場所を可視化。

社内に既設の上位システムをそのまま使用

各製品が入荷した際の保管場所

オークラ工業は物流システムの専業メーカーであるグループ会社の製造部門の一翼を担っています。
設立当初は近隣企業の部品製造を行ってきました。その後設計部門制御部門を組織化し、現在社員は100人体制となり大規模なプロジェクト対応も行っています。その中でグループ会社からの発注指示であるEDIデータを基に、各取引先へ部品の手配を今までは紙ベースで行っていました。その為部品が入荷したかどうかを目視で確認し限られた人しか把握していませんでした。
今回Taktory導入して頂くに当たり、工程を得意先として考え手配したものに対して入荷が済んでいる物、部品の入荷期日に対して納期が遅れているものをエラーで表示させたり、Taktoryで着手完了を取る際に担当者で着手完了をとるのではなく、保管場所として着手完了を行うことにより、入荷した部品に対してどこで保管をしているかを全員で情報をTaktoryにて可視化ができるようになりました。

担当者を保管場所、工程を外注先として運用

工程を外注先として運用※画面はイメージです

担当者を保管場所として運用するため入荷した部品をどこに置くか選択

通常通り、生産管理システムに当てはめると、取り込む注文データは親製品のみで、その子、孫に至る部品点数が非常に多いため、とても入力工数が確保できません。
そのため、子、孫部品の登録はやめて、各工程を手配する外注先として運用することにしました。
そうすることで、親製品に対して、どの外注先から入荷があるかがひと目で確認できます。
また、各工程の注記項目は、複数登録可能なので、そこにそれぞれの外注先への指示内容を登録することにしました。
つまり、工程指示書がそのまま外注指示書として運用するようにカスタマイズすることに成功しました。
さらに受け入れを担当者ではなく、保管場所にすることで、どこに保管されているかも確認できます。
このような使い方はTaktoryとしては初めてだったが、工程管理の考え方を外注管理の考え方に切り替えれば十分運用可能であることが証明されました。

Taktoryの違った使い方で新たな価値を見出した

大きい部品も手配書を張り付け保管

部品が入荷したのでバーコードで登録

きっちりした生産管理システムを導入すると導入側も非常にハードルが上がるが、まずは「何がどこまで行ったか」に着目してスモールスタートで進めていくことにしました。
いわゆる板金屋さんではなく、組立まで行う製造業のため、扱う製品も複雑かつ部品点数の多いのが実情です。
そこで、部品一点一点を管理するのではなく親ベースで管理することで、まず作業者負荷を減らして導入しやすくしました。
Taktoryでは、工程を外注先と置き換えて運用することにより、外注先ごとにどの部品がいくつ必要になるか等の細かい設定を出来る様カスタマイズしました。
これにより、一からシステムを組んで、莫大な費用がかかることを防ぎ、Taktoryの機能をうまく自社でやりたいことに当てはめて安価に導入することが成功したはじめての試みになりました。
今後、パソコンやタブレットで入荷の状況を確認しているが、現場に大型ディスプレイの配置を検討しています。Taktoryの進捗画面を自動更新しておけば、
常にリアルタイムの進捗情報の共有化が可能になり、届いた部品を基に組み立てを行い社内工程のリードタイムを取れる様計画を立てています。
また、離れた工場でも稼働させ2工場での情報の共有化を図っています。

オークラ工業株式会社

会社名:オークラ工業株式会社
所在地:〒675-0025 兵庫県加古川市尾上町養田1378番地
電話・FAX:079-422-0217/079-425-3784
代表者:代表取締役 大庫 俊介
従業員数:125名(平成29年7月1日現在)
設立:1964年7月
事業内容:各種コンベヤの設計製作・制御盤の設計・製作・工事・据付・保守
URL:http://www.okurakogyo.com/

主要設備

●タレットパンチプレス 村田機械 / M2558
●プレスブレーキ アマダ / HD1703
●生産管理システム キャドマック / Taktory 他1台
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