工程の確保日数が1→0.1日単位になります
工程ごとの確保日数を決めることで、納期から自動的に各工程期限を計算しています。
このルールがいままで1日単位でしたが、0.1日単位で登録できるようにしました。
●0.1日単位で設定できると
ある工程がだいたいその日のどのくらいまでに完了しないといけないかの目安になります。
たとえば、50%なら午前中、80%なら夕方まで、100%ならその日中など
このパーセント表示を作業指示書に印刷することでより細かい運用計画が作業者に伝わると思います。
ぜひともご用命いただければ早急に指示書に反映いたしますので、ご活用いただければと思います。
工程期限の設定
画面上部のグローバルメニューより、設定 > 工程期限の設定へアクセスします
各工程の確保日数に、0.2や1.4などのように、小数点が入力できます。
ここで設定した確保日数は、製品登録時に自動で反映されます。
すでに登録済みの製品には反映されません。
また、工程期限の計算は、手配時に行われます。
すでに作業指示リストにある作業には、新しく設定した確保日数は反映されません。
工程期限の確認
作業指示リストの、対象のデータの上で右クリックメニューを表示し、作業の編集画面を開きます。
以下のように、自動計算された工程期限が反映されています。
期限の右側に表示されている%は、一日を100%とした場合に、何%までの時間が期限であることを表しています。
パーセント表示は、1日のどこまでで完了すればいいかの目安と思ってください。
(50%なら午前中、80%なら夕方まで、100%ならその日中など)
工程Aの80%を細かく計算すると、次のようになります。
8時〜17時までで休憩が1時間の場合、一日の稼働時間は8時間(480分)となります。
480 ÷ 100 × 80 = 384 (6時間24分)
つまり、工程Aの期限は7/19の15時24分になります。
期限の計算方法
工程期限の計算は、納期から遡って行われます。
社内納期:7/25
工程A:0.2日
工程B:1.4日
工程C:0.8日
工程D:2日
工程Dの確保日数が2日なので、7/25と7/24を使います。
この場合は、7/25を最後まで使えるので、 100%と表示されます。
次に工程Cの確保日数が0.8日です。7/23の0.8を使います。
その次の工程Bは1.4日ですが、7/23の0.2だけ使うことができ、1.2日残りました。
工程Bが20%まで、工程Cは100%までと表示されます。
7/22は工程Bに1日使い、あと0.2日残っています。
7/20と7/21は土日のため休業日になります。
7/19に工程Bで残った0.2日を使い、工程Aも0.2日使います。
工程Aは7/19の80%まで使えるので、80%と表示されます。
このように、丸一日、丸二日とかからない工程に対して小数点で登録しておくと、無駄のない期限が設定されます。
また%表示で一日の内のおおよその期限が把握できるため、後工程に響かないよう時間を有効に使うことができます。