製品エクセルのインポート
製品マスタV2では、製品の編集、新規登録、工程の編集等を、エクセルファイルで一括で行うことができます。
・タイプや特記などの付随情報をまとめて追加したい
・複数の製品の単価が変更された
・新たな工程が追加され、多数の製品が対象になっている
など、ブラウザ上での修正では時間がかかってしまうような作業を、エクセルで編集してアップロードするだけで簡単に行えます。
元となるエクセルデータをダウンロードする
製品マスタV2より、編集したい製品を選択し、ダウンロードボタンをクリックします。
ダウンロードしたファイルを開きます。
(※ブラウザからダウンロードしたファイルは、通常は「ダウンロード」フォルダに入っています。)
ファイルを開くと、選択した製品の情報が記載されています。
データは「製品リスト」と「工程」のシートに分かれています。
製品の情報を編集する
まずは簡単に製品の情報を編集してみます。
「カバー」という製品の製品名を「カバーA」に修正しました。
エクセルデータを保存したら、インポートの画面を開きます。
「ファイルを選択」のところで、先ほど編集したファイルを選択します。
インポートをクリックすると、製品のデータがエクセルの通りに編集されます。
インポート時の設定について
製品エクセルをインポートする際に、取込のルールを変更することができます。
Taktoryに製品コードが存在しない時に、どのように処理するかを変更できます。
「する」を選択した場合・・・新たに製品が作成されます。ただし工程に入力がない場合は登録に失敗し、エラーログが出力されます。
「しない」を選択した場合・・・その行はスキップし、エラーログが出力されます。
「しない」を選択した場合は、在庫数は変更されません。ただし、製品を新規登録する場合は入力された値が反映されます。
「しない」を選択した場合、工程シートの内容は全く影響しません。
ただし、製品を新規登録する場合は、工程シートの同じ行から工程を設定しますので、入力がないと新規登録は失敗しエラーログが出力されます。
元ある製品をコピーして新規作成する
先程、製品名を「カバーB」に変更した行の、製品コードを「パーツHIJ_2」に変更してみます。
Taktoryに「パーツHIJ_2」は存在しませんので、このままインポートするとエラーになります。
インポート時の設定を、製品を新規作成「する」に変更します。
無事、新しい製品が登録されました。
製品マスタV2でも追加されていることが確認できました。
工程を編集する
工程を編集してみます。
「カバーA」という製品には、「レーザー」「ブレーキ」の工程が設定されていますが、新たに「仕上げ」「検査」を追加します。
仕上げ:k7
検査:k5
をそれぞれ「カバーA」の行の、工程コードの列に入力します。
工程の登録・編集時には工程コードのみが参照されるため、工程名は入力しなくても構いません。
(背景がグレーの部分は、編集してもデータには影響されません)
工程シートの修正を反映「しない」を選択した状態でインポートすると、下のように「更新する情報がありませんでした」と表示されます。
工程シートの修正を反映「する」にしてもう一度取り込んでみます。
無事取り込めました。
製品の編集ページでも、工程が追加されたことが確認できました。
※なお、工程の編集は工程コードが全て設定されていることが必要条件です。
一部の工程に工程コードがない状態で、ダウンロードしたエクセルをインポートすると、工程が削除されてしまいますので、ご注意ください。
エクセルに行を追加して、新しい製品を登録する
最初の例ではもともとある行の製品コードを編集して、新しい製品を登録しました。
今度は新たに行を追加してみます。
製品名と製品コードだけを入力しました。
このままインポートすると、「工程は必ず一つは登録してください」とエラーが表示されます。
シートを「工程」に切り替えて、工程コードを入力します。
無事に登録できました。
製品マスタV2でも、追加されたことが確認できました。
インポート時の注意
エクセルでの製品インポートは、複数の製品をまとめて編集または登録することができ、うまく活用すれば作業の効率がぐんとあがります。
ただし、複数のデータに一気に更新が入るため、少し注意が必要です。
不要な設定項目は「しない」にしておく
製品の新規追加・在庫数の変更・工程の編集、いずれにおいても、変更する予定のない項目は「しない」にしておいてください。
意図しないデータの変更を防ぐことができます。
ダウンロードしたエクセルの編集は、セルの値の編集のみ行う
「製品リスト」にある製品の工程は、「工程」のシートの同じ行番号にあることが前提になっています。
エクセルの機能で、並び替えや行削除、列の入れ替えなどを行うと、製品と工程がずれてしまうため、行番号が変わるような編集は行わないでください。
工程の編集を行う場合は、全ての工程に工程コードを登録する
エクセルで工程を取り込む際には、工程コードのみを参照しているため、工程コードがないと、現在登録されている工程が削除されてしまいます。
必ず全ての工程に、工程コードを登録するようにしてください。
念の為ダウンロードしたデータはバックアップを取っておく
ダウンロードしたエクセルを編集してインポートした場合、編集前のデータを再度インポートすれば元に戻すことができます。
編集する前にエクセルファイルをコピーして、バックアップを取っておくようにしてください。