材料・購入品の単価設定について
材料や購入品の単価が、発注時期や発注数量によってころころ変わってしまい、マスタの金額がただの目安になっている、ということはありませんか?
単価が一定ではない場合、単価リストに登録しておくことで、発注登録時にリストから選択することができるようになります。
発注数量ごとに単価が変わる場合は、ロット単価を設定しておくと、発注数量から自動で単価が選択されます。
購入品については、購入品自動発注の機能を利用すると、手配時に自動で発注登録し、その際の発注金額はロット単価から自動計算されます。
ロット単価を設定する方法
マスタ管理より、材料マスタ・購入品マスタを表示します。
今回は購入品マスタで解説します。
ロット単価を設定したい購入品の行をダブルクリックすると、モーダルウインドウが表示されます。
「リストの追加編集」をクリックします
単価を入力し、ロット数のチェックボックスをONにして、ロット数を入力します。
追加ボタンをクリックすると、リストに反映されます。
単価リストのプルダウンにも反映されています。
他に変更がなければ、単価リストは自動保存なので、キャンセルボタンでモーダルウインドウを閉じてもOKです。
特別単価を設定する方法
ロット数を設定しない場合は、単価のみ入力し、ロット数のチェックボックスはOFFにしておいてください。
追加ボタンをクリックすると、リストに反映されます。
備考欄に入力した文字列はプルダウンにも表示されます。
わかりやすい文言を入力しておくと便利です。
単価リストの編集・削除
編集したい項目にカーソルをあわせると、鉛筆マークが表示されますので、その状態でクリックします。
入力フォームが表示されたら、値を編集します。
エンターを押すとすぐに保存されます。
削除したい場合は、行を選択した状態で「選択行を削除」をクリックします。
削除しますか?と確認アラートがでるので、OKをクリックすると削除完了です。
発注登録時に単価リストから金額を入力する
材料発注リスト・購入品発注リストを表示します。
新規ボタンをクリックすると、発注リスト登録画面が表示されます。
まず画面下部のリストより、登録したい購入品をクリックします。
購入品情報が反映されました。
数量を入力し計算ボタンをクリックすると、
発注金額が計算され入力されます。
ロット単価が設定されてる値以上の数量を入力し計算すると、(100と入力)
ロット単価が適用されます。(100×980で98000)
特別単価を選択して計算すると、
その単価が適用されます。
購入品の自動発注について
カスタマイズ機能の、購入品を自動発注が「する」になっている場合、手配時に子部品に設定された購入品が自動で発注登録されます。(購入品のみで材料はこの機能はありません)
製品マスタの構成管理より、対象の製品に子部品として購入品を登録します。
今回は構成数を「5」にしました。
受注を登録します。
10個と20個の受注を登録しました。これを未手配リストより手配をかけます。
購入品発注リストをみると、自動で発注登録されています。
数量と発注金額は、自動計算されています。
構成数が「5」なので、
受注数10→購入品50個、
受注数20→購入品100個になっています。
100個のほうの発注単価は、100個以上のロット単価が適用され、980円になりました。
ただし、購入品自動発注は受注ごとに発注金額の計算を行います。
複数の受注に対して同じ購入品をまとめて発注される場合は、ロット単価の自動計算は正しく計算されませんのでご注意ください。